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2006年12月26日 (火)

神奈川県知事選

 今日の神奈川新聞2面に、自民党が来春の知事選に擁立する杉野氏が、政策を発表したという記事が掲載されています。ところが、もっと大きな見出しで、「知名度不足で推薦ピンチ?」「県連擁立の杉野氏に本部難色」と。

 自民県議団が多選禁止条例否決の前段で落としどころのない穴倉戦術に突入したあたりからちらほら聞こえてきていたのが、第3セクターの再建人という鳴り物入りで立てた割りにぱっとしないという噂。ほんとみたいですね。
 委員会が開かれず、知事と自民党の根比べを待たされてる間に、「自民の県議団が知事選に自信を持ってるなら、自公で粛々と否決すればいいんで、あんな悪あがきをするわけない」と言ってたんですが、図星だったようです。

 党本部の推薦がないと公明党は動けないとか、さあどうなるでしょう。ぱりぱりのコストカッター知事というのは公明党の本来の政策には相容れないはずですが・・・。

 自民党が迷走するのはいいんですが、しかし、これで松沢知事がますます鼻ぱしら強くしてると思うとちょっと複雑な気分でもあります。

 

 

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2006年12月21日 (木)

万機公論に決すべし  多選禁止条例

本日、本年最終の本会議。知事の多選禁止条例案が採決され、自民、公明、共産などの反対で否決となりました。民主、NET、そして私たち市民の党は賛成しました。

 今日は、本会議で討論にたちましたが、まったく原稿を書かないまま議場入り、余計なときはさんざん開会が遅れますけど、こういう日に限って定刻に始まります。他党の討論中にめも書きを完成させようと思っていたら、自民党の次に私の番が。これは予想外でした。
 本会議の討論は、反対、賛成の順で変わりばんこに多数会派から行います。多選禁止条例には民主、NETといっしょに賛成なのですが、こちらは補正予算案と知事の退職金条例に反対なので、委員会採決結果に「反対」の討論をやったために、民主、NETより先にしゃべることとなっていた次第。ちょっとあわてました。

 討論では、昨日から胸にくすぶっていた「万機公論に決すべし」を思いっきり言ってやりました。
 「広く会議を起こし、万機公論に決すべし」日本の近代議会政治の出発点になった五箇条のご誓文のこの精神は、いったん会議を開いたら、議会外で論議するなというようなみみっちぃ考えなんですかと。

 福井藩士の由利公正の草案(議事の体大意ーぎじのていたいい)は、「万機公論に決し、私に論ずるなかれ」だったそうです。知事の新聞投稿にいちゃもんをつけて「議会軽視」といいはる自民党は、まさに「議会人」という私で論じようとするものではないかと。

 多選禁止については、由利公正の草案の別項にある「貢士期限をもって、賢才に譲るべし」を引き合いに出して、賛同の趣旨を述べました。あわてて登壇したもので、しゃべり始めた時間を見てなくて、「時間内に終われよ」なんて野次が飛んできたんで、ちょっと舌足らずになってしまいましたが。
 由利公正は、アメリカの大統領制も想定して、この項を書いたようです。当時各藩から中央政府にあがっていた「貢士」を期限制にするこの案は、木戸孝允によって削除されましたが、もし草案が通っていたら、明治から今日までの霞ヶ関の官僚が絶大な権力を振るってきた日本の近代のかたちがだいぶ変わっていたはずです。

 もうひとつ言ったのは、反対論者が口にする「憲法の職業選択に自由、公選法の立候補の自由に抵触する」というのが総務省の見解だから、この秋からはじまっている国の検討を待てという言い分への反論。そもそも、集団的自衛権の問題では、内閣法制局が解釈権をもっていることにさんざん文句言ってる人たちがなに言ってんですかと。
 そもそも憲法も法律も、国民のためにあるもので、根源的な解釈権は、国民のもののはず。それをあるときは総務省に預け、あるときは法制局を弾劾する、そんな手前勝手は許されません。

 いっそ、そんなに職業選択の自由をいうなら、皆さんが経営されている会社では、60歳過ぎたら定年というのは、年齢差別だから即やめたらどうですかと言おうかと思ったんですが、やめておきました。

 こうして、自民の穴倉戦術を批判し、由利公正の理想を140年ぶりに実現する多選禁止を位置づけた上で、知事に一言注文をつけました。知事だから掲載された投稿、このことひとつが知事の力の大きさを示していますが、はたしてあの投稿は真摯に条例案の成立を期してのことだったですかと。
 あれで、成立の見込のたたない条例案を出したこと自体が、選挙目当てのパフォーマンスとの見方を確定させてしまいました。条例提案権を県民のためではなく自分のために使ったりしたらいけません。
 否決後、知事は意気軒昂としていたそうで、残念ながらこの「諫言」は、松沢さんには届かなかったようです。

 

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2006年12月19日 (火)

多選禁止条例で徹夜議会

 昨日は、常任委員会最終日。普段は五時過ぎには各委員会採決しておわります。しかし、久々に昨日は深夜までのびました。

 多選禁止条例がかかっている総務企画委員会で、自民が、日曜の神奈川新聞に掲載された知事の投稿をヤリ玉にあげて、議会開会中にこんなの出して「議会軽視だ」と問題にして、知事の「謝罪」を求めて休憩に入ったまま、あおりですべての委員会が止まります。
 この4年間、知事と自民党の因縁の対立で何度か繰りかえさたシチュエーションですが、今回は、明らかに控え室立てこもって出てこない自民党に理がありません。そんなの誰が考えたって謝りっこないでしょう。

 文教委員会も昼休憩のあとまったく音沙汰なし。おかげで質問の準備は入念にできましたけど。夜になってようやくお呼びがかかって、私だけ残っていた質問をします。策定中の教育ビジョンに関して、自分としては力入れたつもりですが、どことなくみんな心ここにあらずの空気。そして、採決するものとばかり思ってたら、また休憩に。総務とこの委員会は関係ないんだけど。議員はもちろん当局もみんな残して知事に圧力かけようという戦術です。
 名づけること「穴熊戦術」。結局今回は不発に終わりました。12時を回ると委員会が流会になるので、直前に開会、なんとか終電で帰りました。総務の委員会は、未明までもつれたとのこと。

 休憩中にふとある言葉が浮かびました。 「万機公論に決すべし」

 自民党はなにを血迷ってるのかと思いませんか。知事の投稿はたたくけど、小泉さんが一日二回のぶら下がり会見でどれだけ世論を誘導してたかわかってるんでしょうか。県議団の理屈ではあれも「国会軽視」となります。

 ワンフレ-ズポリティックスでつくられた世論が「公論」とは思えませんが、やっぱり議会の命は「万機公論に決すべし」これでしょう。
 どんな理屈でも数をたのみにムリを通す、自民は、知事のパフォーマンスぶりを浮かび上がらせたかったんでしょうが、理屈も立たず、取れるものも何もなく、ちょっと迷走としか思えない一日でした。

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2006年12月17日 (日)

コミバス

 菊名・大倉山・新横浜地域にコミュニティバスを走らせようという市民の会の集会がありました。区民ミュージカルとタイアップした企画で、ミュージカルの舞台が残ったままの公会堂で開かれました。

 ゲストは京都醍醐のコミュニティバスの方。地下鉄開業でバス路線がなくなるところ、町内学区単位の集会を重ね、陸運局の縛りを乗り越えながら、実現にいたったお話は、大変興味深いものでした。醍醐寺という観光資源で観光客をよびこみ、ショッピングセンターと病院に地域から巡回するルートをつくって、最初に募った基金に手をつけないで営業できてるとのこと。さすが京の町衆というところでしょうか。

 最近市バスのシルバーパスをつかえるようにしたところ、財政的に苦しくなってるらしく、市がどれだけのするかが今後の課題のようでした。

 市民の会からは、この冬の試行ルートを土台に5本のルート案が発表されました。バス路線廃止の水道道を通る案もあります。これから、超えなければならない壁は大きいと思いますが、住宅地の中をみんなの足になるコミバスはなんとか実現させたいものです。

 京の町衆に負けないで、開港の町にも市民の自治を育てていきたいと思います。

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2006年12月16日 (土)

遺跡発見と区民ミュージカル

 今日、区内を歩いていたら(議員が歩くとは、支持者回りをしたり、ポスターをはらせてもらいに行ったりすることを言います)、こんな看板に遭遇。

0612

 わかりにくいですね。岸根公園の上にある旧公団住宅がコンフォートというブランドに建替えになっていますが、その工事の際「かながわ考古学財団」が発掘したことを示す看板です。たくさん竪穴住居が出たみたいで、「こういう日当たりのいいところに縄文の人が住んでたんだ」と関心しました。

 夜は区民ミュージカルを観賞。一昨年は商店街再生、去年はさくらの森の保存、そして今年は、コミュニティバスがテーマ。毎年、区内の話題を取り上げて元気な舞台になっています。今年は、若者、子供たちが演ずるバスたちと、3人の大人が演ずる信号機のからみ。あっという間に二時間半過ぎました。会場も満席。出演者や裏方の皆さん、ほんとにお疲れ様でした。

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2006年12月12日 (火)

多選禁止条例 諫言

 今日は、本会議一般質問。今日で知事とのやり取りは終わります。で、最後におっとり刀で出てきたのが、自民の若手論客?の星野県議。

 「貞観政要」を知ってるかと始まります。(せいよう 変換できないよ)大上段に構えましたが、要は、知事は県政の舵取りに「諫言」を聞くことあるのか、多選禁止条例の提案に「諫言」はなかったのかという話。
 自民党には「諫言」した幹部の情報がいってるのでしょうか。多分、お役人ならば、総務省が研究会をつくって、憲法問題、公選法問題を整理して、来年5月には方向性を出したいとしているのですから、なにも今出さなくてもと思うのはしごく自然なところ。

 結局知事が、あったかなかったかなんて答えるはずもなく、責任者として自分が判断したというばかりでおわりました。

 「野次は議場の花、存分にどうぞ」というので、「安倍さんは、青木さんの諫言聞いて急降下してんじゃないか!」と不規則発言を飛ばしましたが、長すぎてちょっと噛んでしまって決まりませんでした。
 野次が決まった回数なら107人の議員で一番の自信だけはあるんですが。

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2006年12月 8日 (金)

多選禁止条例 ケンカして悪いのか

 昨日から、本会議代表質問。多選禁止条例について知事とやり取りが続いています。

 昨年、知事が自粛条例を出したとき、私は条件付で賛成しました。条件とは、そもそもマニフェストで禁止といったのに、自分限りの自粛では話が違う、阿部川崎市長の後追いに過ぎない、「時間による分権」という制度論になってないというものでした。しかし、絶大な権力を握ることになる知事が自ら手を縛るというのだから賛成はすると。
 前回憲法の職業選択の自由に抵触する恐れもあるとして自粛にとどめていたものを、禁止で出してきたんですから、私としてはもちろんOK。福島、岐阜などの事件は、県庁の権力の大きさ、知事への力の集中をあらためてはっきりみせてくれていますから、多選禁止をルールにすることは大方が了解できることのはず。
 だから総務省も検討を始めたし、自民も4選以上は推薦しないときめました。

 でも、これが松沢知事が出すと、なぜか話が違ってきてしまいます。自民も、去年は一代限りなら「宣言」すればいいんで条例にすることない、条例化はマニフェスト実現の点数稼ぎとして反対しましたが(それはそれとしてとりあえず理屈はありました)、今回は直に反対は難しいんじゃないかと思っていたら、あっさり否決でもう決まったような空気です。

 でもその理屈が、つまるところ「総務省が法に抵触の恐れありとしてる」につきます。今日の公明党の議員の質問は「そんな国とけんか腰でどうするのか」と。(言い回しは正確じゃありませんが。)

 私からすれば、長洲さんが「地方の時代」と言ったときから、霞ヶ関とは「ケンカ」してきたはず。なんで総務省の解釈に振り回されなければならないのか不思議です。古くは、国造、律令の国司から帝国憲法の官選知事の時代まで、中央が主で、地方が従、この関係を変えるのが「分権」のはず。

 おもわず野次を飛ばしてしまいました。「ケンカしないで改革なんてできるんですか!」自民じゃなく公明のときに言ってしまったのが心残りですが。

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2006年12月 2日 (土)

横浜市営バス路線廃止

 今日は、市営バスの路線が廃止されようとしている篠原地域で交通局の担当者をよんで説明会が開かれました。主催されたのは、地域のこの問題を「考える会」ですが、連合町内会長さんも出席され、朝10時からでしたが、50人以上の方が集まりました。
 廃止されるのは、生麦から、大口駅を経由して、武相高校前の水道道を通って、六角橋、東神奈川駅から横浜西口までの24系統という路線。白楽駅や妙蓮寺駅、地下鉄の岸根公園駅に歩く方もおられますが、東横線も地下鉄も平地を走っているので、武相高校の周辺の高台にすんでいる特にお年寄りや子供連れの方にとっては生活の足となっている路線です。

 代わりに、今まで片倉町・市民病院経由で横浜駅に行っていた38系統を東神奈川経由に変更して残すと言いますが、現在あわせて平日で57本ある便が最大でも16本になってしまいます。(交通局ではこれも便数の削減を考えているようです)大口周辺の病院に通う路線や市民病院への路線はなくなります。一時間に一本では、使い勝手が悪すぎる。

 住民の方からたくさん声があがりましたが、残念ながら交通局に再検討の約束をさせるところまで今日のところはいけませんでした。
 停留所をわずかに動かす事までお上の認可をとらないといけなかった不条理を規制緩和でなおしたのはいいんですが、こうした路線廃止も事業者が勝手にきめて届けだけでできるようになっています。民間バスが撤退しようとしたら、おおかた自治体が止めに入るんですが、今回の場合、赤字路線の補助金廃止が市長の方針なので、それもない。
 今後、住民の皆さんの声をもっと広げていきたいと思います。

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2006年12月 1日 (金)

中田市長の県への予算要望

 今日は、横浜市内選出の県議でつくっている「みなと会」への横浜市の予算要望の会がありました。
 珍しく早めに着いちゃったんで、会場に灰皿は置かれているもののちょっと吸いづらいので下の階に降りて人気のないロビーで一服してからエレベーターにのったら、なんと中田市長と鉢合わせ。中田さんを見上げて挨拶して気づいたらお付きの秘書さん(?)が二人とも185㎝はありそうな長身。「市長さんの周りは背の高い人で固めてんですね」なんて意味のない事を思わず言ってしまいました。

 で、本題の予算要望。県が、財政難のために政令市と一般市に補助率に差をつけている重度障害者の医療費助成などを一律に戻してほしいとか、サミットの誘致、開港150周年事業、相鉄とJR・東急との連絡線の事業費などへの県予算の確保等々14項目の要望でした。

 「横浜を思う気持ちはいっしょのはずだからしっかりやってほしい」と市長からも市議会議長からもいわれます。しかし、今日は県議の面々と市側との間に微妙な溝が見えました。市議会議長が、市の財政課が作成した資料を取り上げて、「横浜市域で納められた県税の50%しか市内に還元されていない、県西部の大きな声に流されているんじゃだめだ」という意味のことを発言したものですから、県議は各党顔を見合わせて・・・・。

 実はこの数字は、県から補助金等として市の予算に回っている額と義務教育の教職員の人件費だけを算定したもの。県立高校の予算、私学助成のお金、がんセンターや小児医療センターの運営費など入ってないし、市内在住の職員の人件費はもちろんカウントされてません。

 ホントは「そんな事言うけど、日産の本社MM進出の助成を横浜市が10%出すつもりで決めたのに、県が後追いしたんで県9%で市は3%にしてしまった、この差額だけで今日の要望額を満たしちゃう、こんないいかげんな資料で一方的な議論持ち出すんじゃないよ!こんな資料受け取れない!」といってあげたいところでしたが、正式な会議ではなく情報交換の場なのでのみこんでおきました。

 小泉さん以来、改革、公平を言いつのって、地方を切り捨て、弱者を増やし痛みを押しつけても当然という気風が出てきてる、横浜市のバス路線廃止も今日の議長の発言もその一端だと思います。

 格差をただす政治、公正な社会めざしてもっと気合い入れなきゃと思わせてくれた会議でした。

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