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2006年10月 3日 (火)

新教育ビジョン策定中

 今日までで、9月定例会の委員会審査が終わりました。
 所属している文教常任委員会では、自民党が不穏な動き、県立高校再編計画の後期計画が動き出し、来年から新設(併合して新校となる)される高校の概要が報告されたことにかみついて、前期計画(もう終了)のとき、今後県立高校がどうあるか位置づけをはっきりさせて、後期に行くように注文つけておいたのに、教育委員会が勝手に進めてると、このままでは予算が出てきても通せないという勢い。

 松沢知事に対する対立候補を決めたばかりで、どうやら全面的な宣戦布告のようです。とりあえず今回は矛をおさめて先送りとなりましたが、12月と来年2月の本会議は大揺れになりそうです。

 わたしは、いま教育委員会が進めているあらたな県の「教育ビジョン」について質問。
 安倍新総理デビューの目玉として国会では教育基本法改正が行われようとしています。
 一方教育現場では、いじめによる生徒の自殺が相次ぎ、陰湿ないじめに走ったり「切れる」子供たち、引きこもる生徒や青年がますます増えています。
 基本法改正は、こうしたいまの教育現場にたいする何の回答にもならない改悪だと思っていますが、県は昨年「かながわ人づくり」宣言をして、以後このビジョンの作成を進めていますが、これはいったいなにがねらいなのでしょうか? 

「激しい変化が予想されるこれからの時代において、たとえ不測の困難に遭遇しようとも、自らを律して課題を克服し、未来をたくましく切りひらく力」

 これは、「かながわ教育ビジョン」の骨子案に人づくりの理念、教育目標の第一として述べられているものです。委員会の最年少の議員は、この部分はまったくその通りと発言していましたが、私には違和感いっぱいです。
 「たとえ不測の事態に遭遇しても・・・・」
 思わず「侍か?!」とツッコミを入れたくなります。ミッションに立ち向かうトムクルーズのようなたくましさ、こんな「期待される人間像」を求められたら、だれでも重たくなってしまうでしょう。期待に応えられる子はごく一部で、おおかた押しつぶされるか、反発してドロップするか。

  日本の国自体が、バブル以後「たくましく生き抜く」道を探しあぐねているのに、子供達にはうむなくそれを求める。それが、高校未履修問題に表れています。こんな理念をこれからも一番に掲げていくのでは「できる子」にも「できない子」にもますます自らの価値を見失わせてしまう事にならないでしょうか?

 委員会では、子供達に「たくましく生き抜く力」など強さを求めるより、これまで「ふれあい教育」として提唱されてもきた「他者を尊重し、多様性を認め思いやる力」こそ、教育理念・目標の第一に置くべきなのではと問題提起しました。

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